楽に生きる
「生まれ変わるなら、人間になんてなりたくない」
私は入院中の半分、いや半分以上は、そう思って過ごしていた。
もし20年後の自分に話しかけられるとしたら、
「元気にしていますか?」って尋ねるより、
「死ねましたか?楽になりましたか?」
って尋ねたい。
そのくらいまで思っていた。
私は昔から、自己中心的に生きてきた。
だから、この入院で変わりたくて、
小さな良い事をする努力をした。
"神様は見てる" なんて言い聞かせながら。
結果、無理だった。
誰にも気づいてもらえない努力をするなんて、
私にはきつかった。
「 "私、こんなことしたよ!
こんなに頑張ってるよ!" 」
誰かにそう認めてもらいたい。
承認欲求の塊だった。
でも、必ずしも努力はプラスな事になって返ってくるのだろうか。
答えはきっと、そうではない。
人生は意外と単純にできていて、運が良ければ、いい事は返ってくることもあるし、どんな努力をしても、試練ばかり訪れることもある。
でも、だから楽しいのだ。
きつい努力なんてしなくていい。
したい時にすればいい。
根拠のない自信
それだけ持っていればいい。
そうすると、気付かぬうちに、自分が人を支える番になっている。
人に頼られる、人を支えるということが、さらに自分を強くする。生きる力が湧く。
そのように人生はできているのだ。
だから、もしこのブログにふらっと訪れてくれた貴方が、これを読んで、少しでも生きる力が湧いたら、それがまた私の背中を押すきっかけとなるのだ。
読んで下さった皆さん、本当にありがとう。
えのちゃん